23 アンタレスDCMDXG、メンテナンス修理について掲載します。サーフ利用後ハンドルが固着し回転しないとの申告です。RE-Bornガレージではオーバーホール・メンテナンス対応を受け付けます。アンタレス、メタニウム、カルカッタコンクエスト、アルデバラン、クロナークなどのオーバーホール、メンテナンス、修理も承ります。

23 アンタレスDCMDXGオーバーホール <海水利用後、錆びてハンドルが固着し回転しない>23 アンタレスDCMDXGオーバーホール <海水利用後、錆びてハンドルが固着し回転しない>
23 アンタレスDCMDXG のオーバーホールです。サーフ利用後ハンドルが固着し回転しないとのこと。検証でハンドルが固着し全く動きません。恐らく海水利用後、水洗いにて内部に水が混入して錆びたことが原因と想定されます。利用者は2023年10月に購入され僅か2か月で錆びたようです
23 アンタレスDCMDXG 内部状態23 アンタレスDCMDXG 内部状態
23 アンタレスDCMDXGの内部状態です。内部は錆びており駆動系ベアリングのピニオンギアベアリング、X-SHIPベアリング、ギアシャフトベアリングの交換が必要です。ドライブギア、ピニオンギアについては錆が多く交換したいところですが購入後間もないということで錆除去作業を行いました
23 アンタレスDCMDXG ドライブギア、ピニオンギア錆除去対応
23 アンタレスDCMDXG ドライブギア、ピニオンギア錆除去対応123 アンタレスDCMDXG ドライブギア、ピニオンギア錆除去対応2
23 アンタレスDCMDXGのドライブギア、ピニオンギアの錆除去につきましては溶剤にて40分程度漬け込み後、研磨作業やブラッシングにて錆の除去を行います。ドライブギア両面の錆放置の場合ドラグの滑りが悪くなりますので錆除去作業を行いました。ギア歯についてはブラッシングを実施。オーバーホール後搭載し問題があれば新品に交換となりますが、今回は錆除去作業にて復旧できました
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール パーツ洗浄完了
23 アンタレスDCMDXG 分解、パーツ洗浄作業
全てのパーツ洗浄が完了しました。RE-Bornガレージでは完全分解洗浄を行いますす全てののグリス、オイル分除去し再度ギアなどの駆動系パーツについては新しいグリスを塗りますを。完全分解清掃はメーカーサポートでは行っていません。完全分解洗浄後、パーツを目視点検しますので不具合は残りません。
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール クラッチカム、レベルワインド部 オーバーホール
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール クラッチカム、レベルワインド部 オーバーホール123 アンタレスDCMDXG オーバーホール クラッチカム、レベルワインド部 オーバーホール レベルワインド
23 アンタレスDCMDXGのクラッチカム部、レベルワイン組み立て時の写真です。クラッチカム部のの組み立て後、レベルワインド部をグリスアップ後組み上げます。レベルワインド部については一度分解すると組みにくい構造です。組み立ては難易度が高く、通常のメンテナンスでは出来ない部分となります。知識と経験が無いと組めない部分ですので一般の方はレベルワインド部の分解は挑戦しない方が良いかと思います。レベルワインド部はゴミが詰まりやすい箇所ですのでRE-Bornガレージではレベルワインド部も完全分解しメンテナンス、グリスアップを行います。
23 アンタレスDCMDXG ドラグプレートメンテナンス
23 アンタレスDCMDXG ドラグプレートメンテナンス
23 アンタレスDCMDXGのドラグをグリスアップします。グリスが過多であるとドラグ不良となり経験が必要となる部分となります。ドラググリスについては適量を筆にてグリスアップし丁寧に仕上げます。ドラグの劣化状態に問題があれば新品に交換します
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール ドライブギアグリスアップ(メインギアギア)
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール メインギアグリスアップ(ドライブギア)
23 アンタレスDCMDXGのドライブギアグリスアップ時の写真です。ギア歯に沿い筆にてグリスアップを実施します。すべての工程において筆でグリスアップを行います。また各部グリスを変え対応しています。
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール ギア/ドラググリスアップ 内部オーバーホール修理完了
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール ギア/ドラググリスアップ 内部オーバーホール修理完了
内部オーバーホールが完了しました。完全分解清掃後、グリスアップ、組み上げとなります。過剰なグリス感もなく正常な状況です。ベアリングについてはDC内、スプール側の投げ系ベアリング交換については搭載時オイリング後、過剰なオイルを吸収させ、オイル過度でない状態でピンセットを使い触らない形でベアリングを搭載します
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール ドラグ調整
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール ドラグ調整
23 アンタレスDCMDXGのドラグ調整時です。ドラグ設定が悪いとハンドル回転の違和感が発生し内部のギアやベアリングの破損につながりますます。ハンドル取り付けも難しい構造であり取り付けを失敗するとスタードラグ音出し板が変形しハンドル回転の違和感が発生します。技術が必要な部分となります
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール スタードラグ音出し板交換
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール ドラグ調整
23 アンタレスDCMDXGのスタードラグ交換時の写真です。スタードラグ音出し板内部が変形しており交換しました。変形を放置するとハンドル回転に違和感が発生します。恐らく依頼者にてハンドルを取り外し、ハンドル取り付け時に複数回失敗したためスタードラグ音出し板を破損したと想定されます。ハンドル取り付けも難しい構造であり取り付けを失敗するとスタードラグ音出し板が変形しハンドル回転の違和感が発生します。技術が必要な部分となります
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール完了
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール完了123 アンタレスDCMDXG オーバーホール完了2
23 アンタレスDCMDXG オーバーホール完了修理対応が終了しました。今回不良パーツとしてギヤシャフトベアリング、X-SHIPベアリング、ピニオンギヤベアリング、DCスプールベアリング、スプールベアリング、スタードラグ音出し板などベアリング主体でしたが複数パーツ交換を行いました。内部駆動ベアリングの不良については錆の固着が酷い状況ですので交換しました。アンタレスの海水利用はあまりお勧めしませんが、海水利用後の水洗いについては過剰に行わない方が良いかと思われます。また21 アンタレスDC、18 バンタムやクロナーク、スコーピオンはオイルの注入の過多によりグリス抜けによる駆動違和感が発生する機種ですので定期的なオーバーホールが必要です

23 アンタレスDCMDXG MD オーバーホール後


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