19 アンタレスHGオーバーホール、メンテナンス修理について掲載します。依頼内容はハンドル回転時キイキイと異音が発生する、また中古で購入したとのこと。RE-Bornガレージではオーバーホール・メンテナンス対応を受け付けます。アンタレス、メタニウム、カルカッタコンクエスト、アルデバラン、クロナークなどのオーバーホール、メンテナンス、修理も承ります。

19アンタレスHG オーバーホール <ハンドル回転時に異音発生>19アンタレスHG オーバーホール <ハンドル回転時に異音発生>
19アンタレスHGのオーバーホールです。検証ではスプールの回転が重く、ハンドルが回転時、異音が発生しています。恐らく内部ギアグリスの劣化、駆動系ベアリングのグリス抜けが異音の原因と想定されます。中古で購入したため一度オーバーホールしてから利用したいというお客様の依頼を多く受けておりますが、中古購入された機器の状態がかなり悪い物が最近多く見受けれれます。
19 アンタレスHG  内部状態19 アンタレスHG  内部状態
19アンタレスHGの内部状態です。ギア、駆動系パーツのグリス抜けが発生しており、メインギア裏面に錆があります。また投げ系統のベアリングのスプール軸受けベアリング、MGLスプールベアリングがシマノ製ではない社外品のオープンベアリングが搭載されておりました。オープンベアリングは通常のベアリングのシールド部(内部を覆う蓋)が無いベアリングですが高速回転はしますが耐久性はございません。個人的にはシマノ純正ベアリングをお勧めしております、特にDC搭載機種では社外ベアリングを利用するとDCブレーキが作動し飛距離も伸びないのではと考えています。またオープンベアリング特有のノイズ音も個人的には好きではございません
19 アンタレスHG 分解、パーツ洗浄作業
19 アンタレスHG 分解、ギアパーツ洗浄作業 19 アンタレスHG 分解、ボディパーツ洗浄作業
19アンタレスHGのパーツ分解、洗浄作業です。写真ドライブギア、ボディ洗浄時の写真です。ドライブギアについては裏面に錆があり、放置の場合ドラグの滑りが悪くなりますので溶剤にて錆除去作業を行いました。ベアリング取り外し時にX-SHIPベアリングの固着を確認しましたこちら交換対象としましたが、ノイズ音の原因はX-SHIPベアリングの固着が原因と想定されます。X-SHIPベアリングはハンドル回転時ピニオンギアがX-SHIPベアリング内部に入り込みピニオンギアの回転をサポートするベアリングです。稼働率が非常に高く、高速回転するベアリングとなります。RE-Bornガレージでは完全分解を実施後、すべてのパーツを超音波洗浄を実施し、パーツクリーナにて洗浄、パーツを1点1点目視にてブラッシングを行います。
19 アンタレスHG オーバーホール パーツ洗浄完了
19 アンタレスHG オーバーホール パーツ洗浄完了
全てのパーツ洗浄が完了しました。RE-Bornガレージでは完全分解洗浄を行いますす全てののグリス、オイル分除去し再度ギアなどの駆動系パーツについては新しいグリスを塗りますを。完全分解清掃はメーカーサポートでは行っていません。完全分解洗浄後、パーツを目視点検しますので不具合は残りません。
19 アンタレスHG クラッチカム、レベルワインド部 オーバーホール
19 アンタレスHG クラッチカムオーバーホール19 アンタレスHG レベルワインド部 オーバーホール
19 アンタレスHGのクラッチカム部、レベルワイン組み立て時の写真です。19 アンタレスHGはクラッチカム部の完全分解を実施し内部ピニオンギアベアリングの交換を実施しました。レベルワインド部については一度分解すると組みにくい構造です。組み立ては難易度が高く、通常のメンテナンスでは出来ない部分となります。知識と経験が無いと組めない部分ですので一般の方はレベルワインド部の分解は挑戦しない方が良いかと思います。レベルワインド部はゴミが詰まりやすい箇所ですのでRE-Bornガレージではレベルワインド部も完全分解しメンテナンス、グリスアップを行います。
19 アンタレス HG メインギアグリスアップ
19 アンタレス HG メインギアグリスアップ
19 アンタレスHGのメインギアをグリスアップします。グリスが過多であると回転不良となりグリスアップは経験が必要となる部分となります。グリスについては適量を筆にてグリスアップし丁寧に仕上げます。ギアの劣化状態に問題があれば新品に交換します
19 アンタレスHG オーバーホール ギア/ドラググリスアップ 内部オーバーホール修理完了
19 アンタレスHG オーバーホール ギア/ドラググリスアップ 内部オーバーホール修理完了
内部オーバーホールが完了しました。完全分解清掃後、グリスアップ、組み上げとなります。過剰なグリス感もなく正常な状況です。ベアリングについてはDC内、スプール側の投げ系ベアリングについては搭載時オイリング後、過剰なオイルを吸収させ、オイル過度でない状態でピンセットを使い触らない形でベアリングを搭載します
19 アンタレスHG オーバーホール ドラグ調整
19 アンタレスHG オーバーホール ドラグ調整
19 アンタレスHGのドラグ調整時です。ドラグ設定が悪いとハンドル回転の違和感が発生し内部のギアやベアリングの破損につながりますます。ハンドル取り付けも難しい構造であり取り付けを失敗するとスタードラグ音出し板が変形しハンドル回転の違和感が発生します。技術が必要な部分となります
19 アンタレスHG オーバーホール完了
19 アンタレスHG オーバーホール完了119 アンタレスHG オーバーホール完了2
19 アンタレスHGオーバーホール完了修理対応が終了しました。今回不良パーツとしてギヤシャフトベアリング、X-SHIPベアリング、ピニオンギヤベアリング、スタードラグベアリング、スプールベアリングのパーツ交換を行いました。内部駆動ベアリングの不良についてはオイル注入過多によりギアグリス、駆動系ベアリング内グリスが流れたため交換しました。グリスが流れるとハンドル回転に違和感やギア、ベアリングの破損となります。21 アンタレスDC、18 バンタムやクロナーク、スコーピオンはオイルの注入の過多によりグリス抜けによる駆動違和感が発生する機種ですので定期的なオーバーホールが必要です

19 アンタレスHG オーバーホール後


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