22エクスセンスDC XG 、メンテナンス修理について掲載します。釣行後、水洗いを行っていたがハンドル回転にゴリ感が発生し、飛距離が悪いが悪いとの事。不調の原因は水洗いですが今回は水洗いについてもアドバイスいたします。
RE-Bornガレージではオーバーホール・メンテナンス対応を受け付けます。アンタレス、メタニウム、カルカッタコンクエスト、アルデバラン、クロナークなどのオーバーホール、メンテナンス、修理も承ります。

22エクスセンスDC XG <DC内ベアリング交換、ギア回転ゴリ:水洗いについて>
22エクスセンスDC XG オーバーホール前
22エクスセンスDC XG のオーバーホール対応です。検証した所、海水利用ですのでパーツに錆が発生していると想定されます。利用者のお話では釣行く後、毎回温水で水洗いを行っていたとのこと。錆の原因については水洗いが原因と想定しており水洗い後、内部に水が混入し乾燥していないため錆が発生したと想定しています。水洗いは過度に実行せず濡れ雑巾で拭く程度でよいかと思います。水洗いをする場合は5回に1回程度少量の水でお願いします水洗い後はDC、スプールを取り外し数日乾燥させてください。ボディには水が入らない程度でお願いします。ボディに水が混入するとギアグリスを落とすことになり内部が錆びてしまします。ちなみにシマノが言う水洗いは1年に1回のオーバーホールを前提に水洗い可能としております。定期的なオーバーホールをお勧めします。Youtubeなどに村田式洗浄法など動画があるようですが間違いと考えております
22エクスセンスDC XG オーバーホール <内部状態について>
22エクスセンスDC XG 内部122エクスセンスDC XG 内部状態2
22エクスセンスDC XGパーツの内部状態です。内部への水の混入にてドラグパーツが貼りつきカビが生えています。ドラグプレートは水分を吸収し新品交換となります。ベアリング、メインギア裏面も錆びておりました。
利用者のお話では購入後3か月、水洗いを毎回行っていたとのことです
22エクスセンスDC XG オーバーホール パーツ洗浄完了
22エクスセンスDC XG オーバーホール 内部洗浄後
22エクスセンスDC XG のパーツ洗浄後の状態ですです。RE-Bornガレージでは完全分解を実施後、すべてのパーツを超音波洗浄を実施し、パーツクリーナにて洗浄、パーツを1点1点目視にてブラッシングを行います

 

22エクスセンスDC XG オーバーホール グリスアップ
22エクスセンスDC XG グリスアップ
22エクスセンスDC XGのグリスアップですRE-Bornガレージでは完全分解洗浄後をパーツを1点1点目視にてグリスアップを行います
22エクスセンスDC XG オーバーホール クラッチ部、クラッチカム部 オーバーホール
20 エクスセンス DC SS クラッチ組み上げ22 エクスセンス DC XG クラッチカム組み上げ 
写真は22エクスセンスDC XGのクラッチ部、クラッチカム部組み立て時のの写真です。クラッチカムの組み上げは難易度の高い作業となります。今回はピニオンギアベアリングの腐食がありましたので交換しました
22エクスセンスDC XG オーバーホール レベルワインド組み上げ
22エクスセンスDC XG クロスギア破損22エクスセンスDC XG レベルワインド組み上げ
写真は22エクスセンスDC XGのレベルワインド搭載時の写真です。クロスギア部のベアリングが破損していましたので新品に交換しました。交換時の写真です。レベルワインド部の分解も難しく一度分解すると組みにくい構造です。組み立ては難易度が高く、通常のメンテナンスでは出来ない部分となります。知識と経験が無いと組めない部分ですので一般の方はレベルワインド部の分解は挑戦しない方が良いかと思います。レベルワインド部はゴミが詰まりやすい箇所ですのでRE-Bornガレージではレベルワインド部も完全分解しメンテナンス、グリスアップを行います。。
22エクスセンスDC XG オーバーホール ドラググリスアップ
22エクスセンスDC XG ドラグ、ギアグリスアップ
ドラグはカビが発生し水分にて膨張しておりますので新品に交換しました。メインギアにも錆が発生していましたので錆除去作業を行いました。
22エクスセンスDC XG オーバーホール ギア/ドラググリスアップ 内部オーバーホール修理完了
22エクスセンスDC XG グリスアップ22エクスセンスDC XG ベアリング挿入
ギヤ、ドラグ類のグリスアップについては細かい筆で丁寧にグリスアップしています。また近年のシマノベイトリールではハイギア化に伴いグリス切れが発生するとハンドル回転時違和感が発生します。ベアリングの挿入については一切手で触らないで作業を行います
余談ですがDC部への余剰なオイル注入はDC破損となりますので少量でお願いします。ベアリング回転が悪くなりましたらオイル注入よりベアリング交換のほうが精度が良いかと思います
22エクスセンスDC XG オーバーホール ギア/ドラググリスアップ 内部オーバーホール修理完了
22エクスセンスDC XG オーバーホール完了
内部オーバーホールが完了しました。完全分解清掃後、グリスアップ、組み上げとなります。過剰なグリス感もなく正常な状況です。RE-Bornガレージのオーバーホールは完全分解清掃、パーツ交換を実施し不良部分は残さない方針です。
22エクスセンスDC XG スタードラグ調整
22エクスセンスDC XG スタードラグ調整122エクスセンスDC XG スタードラグ調整2
22エクスセンスDC XGのドラグ調整時です。ドラグ調整がが悪いとハンドル回転の違和感が発生し内部のギアやベアリングの破損につながりますます。ハンドルの取り付けも難易度が高く取り付けは難しくスタードラグ音出し板を傷める方も多くおられます。オーバーホールはRE-Bornガレージにお任せください。今回スタードラグ音出し板に変形がありましたので交換しました。一度ハンドルを取り外されて変形したのでは?と思います
22エクスセンスDC XG オーバーホール完了
22エクスセンスDC XG オーバーホール完了
22エクスセンスDC XGオーバーホール完了修理対応が終了しました。今回不良パーツとしてスプールベアリング、DC内ベアリング、X-SHIPベアリング、ピニオンギヤベアリングの交換を行いました。エクスセンスは海水にて利用されているため錆が発生しやすい機種ですが錆の原因が水洗いでもあることもご注意ください。年に1度程度の定期的なオーバーホールが必要です。オーバーホールはRE-Bornガレージへご相談ください
22エクスセンスDC XG ネジが防水対応されている
22エクスセンスDC XG 防水ネジ
22エクスセンスDC XGのネジ部は水分が入らないよう傘がついております。17エクスセンスなどでは傘のないネジとなります。水分が混入するのは本体部に水抜き穴より水が混入します。やはり水洗い時の水混入、村田式ドブ付けにて内部に水が混入すると想定されます
皆様水洗いはお気を付けください

22エクスセンスDC XG オーバーホール後


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