カルカッタ50XTのオーバーホール、メンテナンス、修理について掲載します。今回はカルカッタ50XT オーバーホール:クラッチ異常についてです。RE-Bornガレージではアンタレス、メタニウム、カルカッタコンクエストなどの新旧問わずオーバーホール、メンテナンス、修理も承ります。
- シマノ カルカッタ50XTオーバーホール メンテナンスレポート:現象 クラッチ異常
- シマノ カルカッタ50XTといえばXTでも軽量ルアー用のベイトリールで幻の名機です。製造は1995年頃でしょうか?RE-Bornガレーではまだオーバーホール/メンテナンス対応可能です。パーツのストックもある程度はございます。
- 分解開始:クラッチ異常箇所発見
- 異常個所を確認しました。クラッチの戻りが異常に固い現象についてはハンドル側面に機械圧着固定されているべきワンウェイクラッチが外れていました。ドラグの締めすぎや、カルカッタ50XTのような古いリールの場合、外れることがあります。修復作業としては数ミリ単位の微調整固定作業を実施しハンドル回転の調整を行います
- 洗浄作業開始 パーツ洗浄
- 全てのパーツを分解しパーツクリーナーにて劣化したグリスを除去後、ブラッシングにて汚れを落とします
- 洗浄作業開始 ボディ洗浄
- ボディについてはブラッシング後、拭き取りを行います。
- 洗浄完了
- 全てのパーツ洗浄が完了しました。外装パーツ含めグリス、汚れが除去されました。
- 組み上げ グリスアップ開始
- ギヤパーツについては一点ずつ筆を使い歯面に沿いグリスアップします。
- クラッチ、レベルワインド部組み上げ
- カルカッタXTレベルワインド、クラッチ部の組み上げです。カルカッタではクラッチ、レベルワインド部の組み上げが難しい部分です。
- スプール内ピニオンギヤベアリング搭載
- スプール部のピニオンギヤベアリングの搭載です。今回はベアリング洗浄しましたが固着がありましたので新品に交換です。メーカーではスプール交換対応となりますがRE-Bornガレージではベアリング交換できますので安く対応できます。
- 組み上げ最終工程
- 組み上げ最終工程です。取付方に苦労する方が時折おられるようですが、カルカッタXTシリーズのボディ、駆動部を取り付けるときは必ずハンドル側はクラッチを切った状態にし,ボディ側はクラッチを上げた状態で駆動部を取り付けてください。
- オーバーホール完了
- 組み上げ最終工程です。取付方に苦労する方が時折おられるようですが、カルカッタXTシリーズのボディ、駆動部を取り付けるときは必ずハンドル側はクラッチを切った状態にし,ボディ側はクラッチを上げた状態で駆動部を取り付けてください。
- カルカッタ50XTオーバーホール/メンテナンス完了後、動画
- ドラグ状況、ハンドル回転共に状態は良好です