18 アンタレスDC MD オーバーホール、メンテナンス修理について掲載します。ハンドル回転時異常音がする、飛距離が出ないとの申告です。RE-Bornガレージではオーバーホール・メンテナンス対応を受け付けます。アンタレス、メタニウム、カルカッタコンクエスト、アルデバラン、クロナークなどのオーバーホール、メンテナンス、修理も承ります。
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール <ハンドル回転時異常音がする、飛距離が出ない>
- 18 アンタレスDC MD のオーバーホールです。ハンドル回転時異常音がする、飛距離が出ないとこと。検証ではハンドルが回転時キイキイ音がし、ゴリ感があります。恐らく駆動系ベアリングのグリス切れが原因と想定されます。本体内部にオイルを注入するとギアグリス、内部駆動系ベアリングのグリスを落とすこととなり今回のような異音、違和感が発生します。18アンタレスには本体にオイル注油箇所はございません。メンテナンスするのであればグリス注入となります。DC部分のみオイル注入となります
- 18 アンタレスDC MD 内部状態
- 18 アンタレスDC MDXGの内部状態です。内部は綺麗ですが想定通りメインギア、ピニオンギアを含めグリス感が無く、この状況であれば駆動系ベアリングのピニオンギアベアリング、X-SHIPベアリング、ギアシャフトベアリングの交換が必要です
- 18 アンタレスDC MD 分解、パーツ洗浄作業
- 18 アンタレスDC MDのパーツ分解、洗浄作業です。写真メインギア、ボディ洗浄時の写真です。メインギア裏面は錆びていました。錆放置の場合ドラグの滑りが悪くなりますので錆除去作業を行いました。今回はブラッシングにて除去を行いました。場合によっては錆除去溶剤も利用いたします。RE-Bornガレージでは完全分解を実施後、すべてのパーツを超音波洗浄を実施し、パーツクリーナにて洗浄、パーツを1点1点目視にてブラッシングを行います。
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール パーツ洗浄完了
- 全てのパーツ洗浄が完了しました。RE-Bornガレージでは完全分解洗浄を行いますす全てののグリス、オイル分除去し再度ギアなどの駆動系パーツについては新しいグリスを塗りますを。完全分解清掃はメーカーサポートでは行っていません。完全分解洗浄後、パーツを目視点検しますので不具合は残りません。
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール クラッチカム、レベルワインド部 オーバーホール
- 18 アンタレスDC MDのクラッチカム部、レベルワイン組み立て時の写真です。クラッチカム部のの組み立て後、レベルワインド部をグリスアップ後組み上げます。レベルワインド部については一度分解すると組みにくい構造です。組み立ては難易度が高く、通常のメンテナンスでは出来ない部分となります。知識と経験が無いと組めない部分ですので一般の方はレベルワインド部の分解は挑戦しない方が良いかと思います。レベルワインド部はゴミが詰まりやすい箇所ですのでRE-Bornガレージではレベルワインド部も完全分解しメンテナンス、グリスアップを行います。
- 18 アンタレスDC MD ドラグプレートメンテナンス
- 18 アンタレスDC MDのドラグをグリスアップします。グリスが過多であるとドラグ不良となり経験が必要となる部分となります。ドラググリスについては適量を筆にてグリスアップし丁寧に仕上げます。ドラグの劣化状態に問題があれば新品に交換します
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール メインギアグリスアップ(ドライブギア)
- 18 アンタレスDC MDのメインギアグリスアップ時の写真です。ギア歯に沿い筆にてグリスアップを実施します。すべての工程において筆でグリスアップを行います。また各部グリスを変え対応しています。
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール X-SHIPベアリング交換
- 18 アンタレスDC MDのX-SHIPベアリング交換時の写真です。X-SHIPベアリングはピニオンギア駆動時にサポートするベアリングであり、ピニオンギア上部が入り込む形で常に回転するベアリングとなります。今回X-SHIPベアリングが固着し回転しない状況でした。こちらが異音の原因と想定されます。
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール ギア/ドラググリスアップ 内部オーバーホール修理完了
- 内部オーバーホールが完了しました。完全分解清掃後、グリスアップ、組み上げとなります。過剰なグリス感もなく正常な状況です。ベアリングについてはDC内、スプール側の投げ系ベアリングについては搭載時オイリング後、過剰なオイルを吸収させ、オイル過度でない状態でピンセットを使い触らない形でベアリングを搭載します
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール ドラグ調整
- 18 アンタレスDC MDのドラグ調整時です。ドラグ設定が悪いとハンドル回転の違和感が発生し内部のギアやベアリングの破損につながりますます。ハンドル取り付けも難しい構造であり取り付けを失敗するとスタードラグ音出し板が変形しハンドル回転の違和感が発生します。技術が必要な部分となります
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール スタードラグ音出し板交換
- 18 アンタレスDC MDのスタードラグ交換時の写真です。スタードラグ音出し板内部が変形しており交換しました。変形を放置するとハンドル回転に違和感が発生します。恐らく依頼者にてハンドルを取り外し、ハンドル取り付け時に複数回失敗したためスタードラグ音出し板を破損したと想定されます。ハンドル取り付けも難しい構造であり取り付けを失敗するとスタードラグ音出し板が変形しハンドル回転の違和感が発生します。技術が必要な部分となります
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール完了
- 18 アンタレスDC MD オーバーホール完了修理対応が終了しました。今回不良パーツとしてギヤシャフトベアリング、X-SHIPベアリング、ピニオンギヤベアリング、スタードラグベアリング、DCスプールベアリング、スプールベアリング、スタードラグ音出し板などベアリング主体でしたが複数パーツ交換を行いました。内部駆動ベアリングの不良については内部にオイル混入駆動系ベアリング内グリスが流れたため交換しました。グリスが流れるとハンドル回転に違和感やギア、ベアリングの破損となります。スプールベアリングへのオイル注入は、内部駆動系パーツのグリスを流しますので注意が必要です。21 アンタレスDC、18 バンタムやクロナーク、スコーピオンはオイルの注入の過多によりグリス抜けによる駆動違和感が発生する機種ですので定期的なオーバーホールが必要です
18 アンタレスDC MD オーバーホール後