09カルカッタコンクエスト200DCのオーバーホール、メンテナンス、修理について掲載します。RE-Bornガレージではアンタレス、メタニウム、カルカッタコンクエストなどの新旧問わず様々なシマノ ベイトリールのオーバーホール、メンテナンス、修理も承ります。
- シマノ 09カルカッタコンクエスト200DC オーバーホール メンテナンス:飛距離を伸ばしたい
- シマノ 09カルカッタコンクエスト200DCのオーバーホール依頼がありました。このたびは飛距離を伸ばしたいとのことです。またハンドル回転も新品並みにして欲しいとの改善依頼がありました。
- 09カルカッタコンクエスト200DC分解開始
- メインギヤの洗浄です。パーツクリーナーにて洗浄後、歯面に沿いブラッシングします。この時目視でギヤ歯の欠けや摩耗、汚れの状態を確認します。状態が悪ければ交換となります。クロスギヤ、ピニオンギヤなども同じようにブラッシングを行い洗浄します。
- 09カルカッタコンクエスト200DCパーツ洗浄完了
- 全てのパーツを分解し洗浄が完了しました。グリスアップを開始します。このたび飛距離改善とのことでしたがスプールベアリング、DC内スプールベアリングを洗浄し復旧しました。巻末にてベアリングの状態を動画にて掲載しておきます。
- 組み立て開始:クロスギヤ組み立て
- ギヤシャフトを組み立てます。今回の不具合としてギヤシャフトベアリング、クロスギヤベアリングの固着不良がありましたので新品に交換しております
- レベルワインド組み立て
- 09カルカッタコンクエスト200DCレベルワインドの組み立てです。カルカッタコンクエストシリーズでは個々の部分の組み上げが難しい部分となります。
- クラッチカム組み立て
- 09カルカッタコンクエスト200DCのクラッチカムの組み立てです。搭載時にクラッチ部の削れを確認が必要です。クラッチに削れがあるとクラッチ不良の原因となりカルカッタコンクエストシリーズでクラッチ異常はクラッチ交換が必要となります。
- 09カルカッタコンクエスト200DC組み立て完了
- 異常個所を確認しました。クラッチの戻りが異常に固い現象についてはハンドル側面に機械圧着固定されているべきワンウェイクラッチが外れていました。ドラグの締めすぎや、カルカッタ50XTのような古いリールの場合、外れることがあります。修復作業としては数ミリ単位の微調整固定作業を実施しハンドル回転の調整を行います
- メカニカルブレーキ部スプールベアリング
- メカニカルブレーキ部スプールベアリング挿入です。ベアリングは手では絶対に触れてはいけません。サクッとはめ込み素早くピン止めしキャスコンを搭載します。とにかく洗浄後のベアリングを外気にさらさないことが必要です。なぜならベアリングオイルの気化は早い為素早い挿入が求められます。
- カルカッタコンクエスト200DCメンテナンス
- DCメンテナンスのメンテナンスについてです。参考になればですが溝の部分の汚れがDC不良の原因となります。こちらはオイル、グリスを拭き取ってください。溶けてしますのでクリーナーは使わないでください。
- 内部組み上げ完了
- 内部組み上げ完了しました。これからドラグ等の調整作業を行います
- ドラグ調整
- スタードラグ調整です。ドラグ調整は微調整もあり絶妙な調整が必要です。ここの調整が出来ていない方が多いのが現実です。
- 採取工程:磨き
- 組み上げ完了しましたら磨きを行います。細かな汚れが残っていないかチェックを行います。
- オーバーホール完了
- 09カルカッタコンクエスト オーバーホール メンテナンス作業完了しました。ハンドル回転も問題なく。スプールも横回転し、DCも異常はありません。
- 投稿タグ
- 09カルカッタコンクエスト200DC, オーバーホール, メンテナンス, 分解